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無色の翼、鳥は何処に向かうのか?
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ヘブゲあとがき(2)
2011-08-01-Mon  CATEGORY: 小説:ヘブンズ・ゲート
逸樹「さて、楽しくヘブゲあとがきを始めよう!」

東雲「……ちっ、面倒だな」

逸樹「僕だって野郎と一緒にこんなことやりたくないけど、
   仕方がないんだよ。世の中、長い物に巻かれないと
   生きていけない世知辛いモノだからね」

東雲「ガキが言っても説得力がねぇ台詞だな」

逸樹「リストラ社員がいえば説得力が出るかにゃ?」

東雲「あァ? 調子に乗るなよ、クソ眼鏡。
   割るぞ、そのふざけた眼鏡」

逸樹「やれるものならやってみるんだねー。
   まぁ、それはさておき。凪先生から伝言預かってるんだよ。
   本編8話最後の『嘘に決まっているだろう、馬鹿野郎……』
   って、どういう意味ですか? だって」

東雲「……さて、仕事に取り掛かるか。
   今回の後書きも本編の裏話とかを語るのか?」

逸樹「うんにゃ、違うよ。今回は麻薬の危険性について
   ちゃんと最後に説明しておこうって話

   本編じゃ麻薬バンバン使っちゃってる奴がいるけど、
   現実で使ったらNGだってをしっかり主張しないと。
   薬物乱用、ダメ。ゼッタイ

東雲「……で、そんな話を薬中の俺にやらせるのか?」

逸樹「経験者の話ってのが大事じゃん?」

東雲「やれやれ……。仕方ないな。
   本編中でも結構語ったと思ったんだがな?」

逸樹「そういえば、しのぴーはやたら麻薬について詳しかったよね?」

東雲「しのぴーは止めろ。って言って聞く奴でもないか。
   俺はてめぇみたいなクソ眼鏡と違って、
   学生時代は優等生だったからな。
   あの程度の知識あって当然だ」

逸樹「じゃあ、そろそろ長くなるから追記に行こうか」



東雲「じゃあ、麻薬の基礎から復習だ。
   麻薬ってのは広義では向精神薬に分類される。
   また鎮痛効果もあり、塩酸モルヒネが癌治療の
   現場で使われているのは有名だろう」

逸樹「先生、麻薬と向精神薬の違いって何?」

東雲「明確な違いなんてない」

逸樹「えっ、ないの?」

東雲「本編で言ってなかったか?
   麻薬と向精神薬は基本的に同じ物だ。
   正しい用法容量で患者に投与すれば、
   症状を回復させる治療薬になる。
   ただし、麻薬と言われる物は依存性や中毒性が強い
   だが、それくらいだ。世の中、もっと危険な薬はある。
   青酸カリなんて一発で人を殺せるだろう?
   それに比べれば麻薬なんて大した物じゃない」

逸樹「じゃあ、麻薬って何なの?」

東雲「社会的に悪影響を及ぼす薬のことだ。
   一番有名なのはアヘン戦争か? 中国……当時の清国に
   英国がアヘンを密輸入し、大量に溢れたアヘンで
   治安は一気に荒れ、更には貿易バランスも崩れ、
   最終的に戦争が起きて負けるわ。
   国家規模での麻薬輸出入は、国を滅ぼしかねない」

逸樹「そういえば、中国は特に麻薬に対して厳しいよね。
   日本人が死刑にされたとかで騒いでたね」

東雲「日本もそれくらい厳しくすればいいんじゃないか?」

逸樹「にゃははは、ジャンキーが言う台詞?」

東雲「どうせ俺は長く生きられない身だからいいんだよ。
   馬鹿が減ってくれて助かるさ」

逸樹「日本で一番厳しい麻薬の法律は覚せい剤取締法だっけ?」

東雲「あぁ、そうだ。覚せい剤取締法では
   営利目的の輸入や売買等には、
   最高で無期懲役刑が科せられる


逸樹「えっ? そんな厳しいの?」

東雲「だが、実際は十年前後の懲役刑になるのが普通だ」

逸樹「駄目じゃん! もうこれだから警察は……。
   正義なんて本当駄目だね。腐るよね、正義は。
   ほら、ここにも腐ってるのが……」

東雲「黙れ、腐れ眼鏡。
   話を戻すと、麻薬常用者や売人の判決は、
   裁判員制度が始まってから厳しくなっている」

逸樹「ゲスにはゲスらしい罰が必要ってようやく理解したんだね」

東雲「覚せい剤取締法が他の法律に比べて厳しくなったのは、
   戦後の日本で覚せい剤が蔓延して、政府が痛い目見たからだ。
   全く政府というのは痛い目を見ないと動かない」

逸樹「あぁ、それ知ってる。
   覚せい剤って戦争中も使われてたんだよね。
   確か、夜目が効くようになるんだっけ?」

東雲「シャブ(覚せい剤の俗称)をキメると瞳孔が開くんだよ。
   あとは気分高揚したり、疲労感がなくなるように感じる。
   だが、ほとんど錯覚だな。だが、別に日本軍に
   限った話じゃなかったらしいがな。
   戦後に蔓延した覚せい剤ってのは、ほとんどが日本軍の
   所蔵していた物の残りだ」

逸樹「ヒロポンだっけ?」

東雲「そうだ。ただ、ヒロポンってのは商品名で俗称ではない。
   戦後、このヒロポンが大量に流出した結果、
   五十万人という人間が中毒者となり、
   1951年に覚せい剤取締法が成立した。
   だが、戦後から現在に至るまで覚せい剤が
   日本で一番多く流通しているドラッグなのは間違ない。
   そして、その売り上げは暴力団の資金源となっている」

逸樹「麻薬をやっちゃ駄目って理由の一つが、
   暴力団の資金源になるからなんだよね」

東雲「暴力団もあるが、暴力団と繋がる反政府勢力っての
   含まれている。オウム真理教みたいなテロ行為を
   したがる連中は大体暴力団と繋がる。
   麻薬で潤沢な資金がある組織が、
   頭わいた馬鹿達に武器を横流したら、
   どうなるかはわかるだろう?」

逸樹「あぁ、はいはい。頭わいた奴に金を渡すと、
   風城市みたいになるねー。にゃははは!」

東雲「……いちいち癇に障る野郎だ。
   ぶっちゃけ、個人に対して影響があるからとか、
   そういうのは建前だ。実際は社会的に影響があるから
   規制しているんだよ」

逸樹「でも、個人に対しても悪影響があるんだよね?」

東雲「当然だ。ドラッグの種類にもよって違いがあるが、
   ほぼ全身に悪影響がある。人間を止めたいなら、
   どんどん使え。脳味噌は腐り、全身はボロボロになって、
   最後は地獄に落ちる」

逸樹「地獄はどんな感じだい、しのぴー?」

東雲「知るか、来てみればわかるだろう?」

逸樹「まぁ、麻薬が蔓延すると、頭わいた連中が
   無駄に元気になる悪循環があるからよくないと。
   じゃあ、次は個人の影響について解説頼むよ、先生」

東雲「個人の影響か……。まぁ、これも種類によって
   色々あるんだが……」

逸樹「じゃあ、麻薬の中で一番危険なのは?」

東雲「……難しいところだな。
   効果という面ではヘロインが際立っているが、
   早々手に入るようなモノでもないしな。
   日本国内で危険というなら、やはり覚せい剤だろう。
   まず入手しやすい。暴力団が率先して売っているからな。
   その上、麻薬の中でも比較的中毒症状が酷いし、
   健康被害も大きい。っていうか、暴力団と関係を持つ、
   そのこと自体が何より危険だな


逸樹「まぁ、麻薬の危険性ってのは、
   薬云々の危なさもあるけど、危ない連中と関係を持つ
   っていうのもあるよね。やっぱり、しのぴーも危ない橋を
   幾つも渡ったのかい?」

東雲「まぁな。あの町は結構ヤクザがハバ利かせているから、
   それなり付き合いはあったが、怖いのは警察の方だな。
   覚せい剤を使うと、グリが……要は疑り深くなって、
   挙動不審になったりすることがある。それで、
   一度職質にあって、あの時は肝が冷えたな。
   俺から言わせてもらえれば、警察もヤクザも
   大した違いはないね。どっちもロクデナシだ」

逸樹「で、覚せい剤って実際どうなの?
   効果が切れると喉をかきむしりたくなる訳?」

東雲「ならねぇよ。禁断症状は、こう……、だりぃ……、
   って感じで何もやる気が起きない感じになるくらいか?
   ヘロインの禁断症状はもっと酷いがな。重度の風邪?
   もしくは二日酔い? そんな感じになる。
   覚せい剤とかはもっと楽だ。とにかくだるくなる。
   喉をかきむしりたくなるってのは、
   シャブのし過ぎて妙な幻覚見てる連中くらいしかやらん。
   というか、それだって稀な例だ。ジャンキー(ヘロイン中毒者)
   だって、そこまでやらねぇよ」

逸樹「へぇ、そんなもん? 大したことないんだね?」

東雲「禁断症状自体はな。
   だが、麻薬の恐ろしさってのは禁断症状じゃない。
   精神障害健康被害の方だ」

逸樹「えっと、確か脳に影響があるんだよね、麻薬って。
   じゃあ、精神障害ってのは全部の麻薬に共通していること?」

東雲「あぁ、そのとおりだ。麻薬と呼ばれる物は
   どれを使っても精神障害が起こる可能性がある。
   そこまでの症状に行かなくても、
   妙に疑り深くなって人間関係を壊すって可能性もある」

逸樹「うわぁ、それは嫌だね。
   まゆみんが疑り深くなったら僕、絶対嫌われるよね」

東雲「お前は最初から嫌われてるんじゃねぇのか?」

逸樹「酷いこと言うなよ! 僕とまゆみんはラブラブだよ!」

東雲「そうか? お前がいいように弄んでる気がするんだが?」

逸樹「…………」

東雲「おい、目を逸らすな。否定しろ。
   ……まぁ、いい。せっかく男女の話が出たし、
   麻薬と男女についても少し話すか。
   女が麻薬を使うのはほとんど男が原因だ。
   男が麻薬を使っていれば、そいつの女はほとんど
   麻薬常用者になっている可能性が高い。
   これは親しい者同士で共犯関係を結びたいという
   心理もあるが、もっと他にわかりやすい効果が
   麻薬にあるんだよ」

逸樹「わかりやすい効果?」

東雲「セックスの時に気持ちイイんだよ。
   絶頂感が長く続いているように感じる。
   だから、カップル同士で使うケースが多い。
   確か、押尾学の公判でそんな話が出ていたはずだぞ。
   キメながらヤると最高に気持ちイイのは確かだ」

逸樹「ヤバい、興味出ちゃったよ、僕!
   まゆみんを押し倒したくなった!」

東雲「こういう馬鹿がいるから、麻薬ってのはなくならない」

逸樹「まぁ、真由美を泣かす真似は
   したくないから、絶対やらないけどね」

東雲「それが賢明だ。本気でその女が大事ならな」

逸樹「じゃあ、凪先生とそういう関係になっても使わなかった?」

東雲「……さぁ、どうだろうな。
   それより、薬物乱用による個人の影響についての話に戻るぞ。
   麻薬ってのは使い過ぎれば、精神障害が起こる。
   幻覚幻聴に始まり、薬物性の総合失調症になる。
   そして、この段階になっていると当然身体の方にも
   異常が出る。ドラッグの影響によって食欲減退不眠などが
   起こって、極めて健康状態が悪くなっている。
   あとは血圧異常心臓に負担が掛かっているだろう?   
   そのせいで心臓発作、心不全などの突然死が起こりうる。
   あぁ、もちろん脳出血ってもあるな、当然。
   薬の吸引法にもよるが、肺に悪影響があるし、
   他には胃、肝臓、腎臓、骨髄に悪影響が与える物もある。
   吸引のやり方次第では鼻腔内の組織が崩壊したり、
   後は何だったかな? 勃起障害ってのあったな。
   そうそう、忘れちゃいけないのが、注射使い回しによる薬害だ。
   麻薬常用者にはエイズ、C型肝炎ってのはかなり多い。
   まぁ、こういう連中と関わり持つのが一番の危険だ

逸樹「うわぁ、赤がいっぱい。これは全部真実ですか?」

東雲「当然だろう。赤は常に真実だ。説明が面倒だから、
   どの薬がどういう影響を与えるかってのを省いたがな、
   これらは実際に薬物乱用で起こりうることだ」

逸樹「……ぶっちゃけ、ここまでになるってのは稀でしょ?」

東雲「まぁ、多くはない。だが、軽度な精神障害はあるし、
   エイズやC型肝炎なんて意外と多い。
   本人が気付いていないという場合もあるしな。
   静脈注射している連中は、不自然な注射痕がありまくるから
   普通に医者とか保健所行けないからな。
   こういう連中と不用意に接触して、
   病気を移される可能性もある

逸樹「危険がいっぱいだ~」

東雲「まぁ、危険度でいえば、
   お前の方がよっぽど危険生物だろ?」

逸樹「そんな褒めないでよ、照れるから」

東雲「褒めてねぇよ。照れる要素がどこにあった?」

逸樹「まぁ、しのぴーのおかげで麻薬は危ないってことが
   充分に伝わったんじゃないかな?」

東雲「……正直、まだ語り足りないんだがな……。
   結局、それぞれの麻薬の詳細については語ってないし、
   薬物乱用の歴史とか、押収量の推移とか」

逸樹「どんだけ語る気だよ……。もういいだろう……。
   僕、小難しい話が続いてて実はげっそりだよ」

東雲「まぁ、俺も話し続けて喉が渇いたしな。
   ここは茶の一杯も出ないのか。クソが」

逸樹「最後に何か一言ある? 東雲先生?」

東雲「最後に……?
   あ~……、興味本位でドラッグに手を出す馬鹿に告ぐ。
   お前等が地獄に落ちるのは決定事項だ。
   地獄でまた会おう」

逸樹「じゃあ、地獄でまた会おう!」




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