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無色の翼、鳥は何処に向かうのか?
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陽だまりの中で 第二話「Vampire」
2011-06-16-Thu  CATEGORY: 小説:陽だまりの中で
部屋が少し整理されました。
小銭入れを探すために……。まぁ、それはさておき。
「大きな樹の下で」の一年前のお話、
「陽だまりの中で」更新です。

▼陽だまりの中で
・第一話「Moonlight」

▼姉妹小説
・大きな樹の下で



陽だまりの中で
第二話「Vampire」



私、シャルロッテ・バッハシュタインが人間として生きられる時間は間もなく終わる。

何故なら、夜の眷族として生きなければならない時間が近付いているからだ。温かい陽だまりの世界から追い出され、冷たい夜闇の世界に囚われ続ける。それがヴァンパイアに生まれた私の宿命だった。

ずっと一緒にいた大切な幼馴染達。
大好きな彼等との別れの時が近付いている。
彼等が大事だからこそ黙って消えるような不義理は出来なかった。全てを話して去ろうと心に決めていた。そして、私は幼馴染の一人に全てを打ち明ける覚悟をした。

大樹は私がヴァンパイアだと知っても、優しく受け入れてくれた。
私の秘密を知っても、変わらずにいてくれると言ってくれた。
やはり、大樹は掛け替えのない親友だ。彼が友達でいてくれて、私の幼馴染でいてくれて、本当に良かった。

校舎屋上での告白が終わった後、もう少し詳細な話をしたいということで、私は大樹をバッハシュタインの屋敷まで招いた。
月影に照らされたバッハシュタインの屋敷は、まるでトランシルヴァニア地方の山脈にひっそり佇む古城。石造りの城塞をモチーフにされていた屋敷だった。

屋敷に戻って自室のベランダまで大樹を案内し、私はウェルカムドリンクを用意するためにキッチンに向かった。温かい春先といえども夜は冷えるので、身体と心を癒してくれる温かなフレーバーティーを淹れる。
お茶菓子はスコーン。少し前に大樹がお裾分けしてくれたジャムにピッタリ合うように私が焼いた自慢のスコーンだ。

大樹は私が焼いたスコーンを美味しいと言ってくれるだろうか。
まぁ、大樹は優しいから何でも美味しいと言ってくれるか。

大樹が私の告白を受け入れてくれたことが嬉しかったのか、今の私は妙にテンションが高かった。ヴァンパイアなので元々夜型だが、今日の浮かれ気分は少し異常だった。

私は浮かれ火照った顔のまま、自室のベランダまで戻った。

「待たせたな、大樹」
「おかえり、シャル」

ぼんやり月見をしていた大樹は私が戻ると笑顔で迎えてくれた。
そんな些細なやり取りが嬉しい。何だろう、今までと少し違う感覚がする。だけど、その違いがわからなくて少しモヤモヤする。
私は少しだけドキマギしながら、ベランダのテーブルに用意したお茶を配膳した。

「美味しそうな匂いだね。スコーンかい? あっ、そっちのジャムは前に僕が作った奴かな?」

「あぁ、そうだ。このジャムに合うよう英国風に砂糖控えめで作ったんだぞ。きっと美味い。だが、まずは紅茶を味わえ」

「うん。この紅茶もいい香りだね」

大樹はフレーバーティーの香りを楽しみながら、美味しそうに味わってくれた。こうやって味わってくれると、わざわざ自前でブレンドした甲斐があるというものだ。

「ちゃんと紅茶を味わってくれるのは大樹だけだな。小豆も朝人もお菓子ばっかり食って……、全く腹立たしい!」

「ははは……。まぁ、あの二人は花より団子派だからね」
「全く、あいつ等は! もう大樹以外に紅茶を淹れてやらん!」
「そんなこと言わず、淹れてあげなよ」

「……お前はあいつ等に甘い!」
「お説教はシャルの役目で、甘やかすのが僕の役目なんだよ」

こいつは母親か。
あと、私に勝手に父親役を押し付けるな。
寛容で包容力のあるところは大樹の美点ではあるが、たまには厳しくしないと小豆達が自立できないぞ。……って、そんなことを考えてばかりだから、私は父親役を押し付けられているのか?

「まぁ、あいつ等の教育方針は置いといて……」
「……本題だね?」

こほん、と軽く咳払いをして思考を切りかえる。
大樹も穏やかな表情を引き締め、真剣な目で私を見つめた。

「……ヴァンパイアについて教えよう」
「うん……。シャルは、その……ヴァンパイアなんだよね?」

「そうだ、私は夜の眷族ヴァンパイア。人間とは違う存在だ。だが、伝説にあるような怪物とは大分違う。……大樹、お前がヴァンパイアに持つ印象を挙げてみろ」

「ヴァンパイアの……? えっと、まず血を吸う?」

「うん、吸う。私が今、こうして人間の姿をしているのは、人間の血を吸っているからだ。ヴァンパイアという種は、他の生物の血液を吸うことで一時的な擬態をすることが出来る。今日は蝙蝠の血を飲んで、あの羽を擬態したんだ。……正直、ネタでやるには不味過ぎたな、蝙蝠の血は……。もう飲みたくない……」

「あ、あれってネタだったの……?」
「うん、そうだ」

と、胸を張って言い切った。
ヴァンパイアといえば蝙蝠の羽みたいなのを生やしている方が、っぽい感じになる気がしたからやってみたのだ。まぁ、ヴァンパイア本来の姿を見せたくないという理由もあったけど。
でも、蝙蝠の血は不味かった。あれは本当に飲めたものではないし、なんかやっぱり気持ち悪いから嫌だ。あと、蝙蝠の羽を生やすと肩甲骨が痛くなる。

「えっと、その蝙蝠の血はどうやって……?」
「んっ? 通販で」

「通販!?」

「ヴァンパイアとかウェアウルフとか、そういう人間の亜種を保護する組織があってな。人間社会に溶け込むために最低限必要な人間の血は無償で供給してくれるんだが、ただのバラエティ系の血液は有料なんだよ。まぁ、安物だけどな」

組織の名前は……、まぁ言わなくてもいいか。
一応あれも秘密組織だし。気になる人は、他のところで説明を聞いてほしい。

「バラエティ系って……」
「どうせ飛べないからな。所詮は擬態だから」

「そうなんだ……。飛べないのか……」

「物理的に無理だろう。人間が羽で飛ぶなんて。ヴァンパイアは魔法使いじゃないんだからな」

これも大樹には説明できないことだが、この世界には本当に空を飛べるような魔法がある。だが、私はそれを使うことが出来ないし、大樹がそれを知るとまたいろいろ面倒なことになるので黙っておく。

余談だが、その魔法ってのはヴァンパイアに限らず人間にも使える者はいる。そういう魔法使いみたいな連中を保護するのも、組織の仕事だそうだ。

「ふ~ん、そうなんだ。結構不便だったりするの?」
「毎日、血を飲まないといけないってのは結構面倒だ。どうも好きになれないのだ、あの味が。それに、擬態は所詮擬態だからヴァンパイアとして苦手な物は苦手なままだしな」

「苦手な物って……、太陽の光とか、十字架とか、ニンニクとか?」

「うん、太陽の光は駄目だ。それについてはあとで詳しく説明する。他に十字架は平気だ。ニンニクの好き嫌いは個人差だな。ヴァンパイアは人より鼻が利くからニオイがきついモノ全般は嫌がる。あとはそうだな。川のように流れる水を渡れないという伝説もあるが、別に平気だ。前に一緒に川辺に遊びに行ったことがあったろ? 銀の武器とか、杭とかは普通に痛い。というか、ヴァンパイア種は生物だ。不死者ではない。銀じゃなくても鉛玉が当たれば痛いし死ぬ」

「結構普通だね。安心した」

朗らかに微笑む大樹。
彼は本当に優しく懐の大きな人だ。もっとヴァンパイアのことを恐れてもいいのに、そんな素振りさえ見せない。

大樹はいつだって私達を見守ってくれる温かい人だった。
小豆も朝人も、彼がいてくれるから自由奔放にやんちゃを出来るのだろう。私も大樹が後ろにいてくれるから、真っ直ぐに前だけを向いて走ることが出来た。

だから、これからも私には大樹が必要なんだ……。

「…………」
「どうしたの、シャル?」
「……普通ではないんだよ、ヴァンパイアは……」

気が重い。
出来ることなら、これから先の話はしたくなかった。
だが、話さなければならない理由がある。それは私がこうして大樹に正体を明かさなければならなかったことにも繋がる。

……私はどうしてヴァンパイアなんかに生まれたのだろう……。

「……シャル、それ以上話したくないなら無理をしなくていいよ」
「いや、これは避けては通れない話なんだ。聞いてくれ、大樹……」

私は意を決し、話し出した。

「先程、ヴァンパイアは太陽の光が苦手だと説明したな。だが、これまで私は日中でもお前達と一緒に遊んでいた。おかしいと思わないか? 陽光が苦手なヴァンパイアがそんな素振りを見せないなんて」

「……そうだね。シャルがヴァンパイアだって名乗った時から気になっていた。僕達の中で一番外で遊びたがるのは君だったし」

一言余計だ。

「ヴァンパイアは二次性徴を迎えるまでは、普通の人間とほとんど変わらない。太陽の光も平気だし、血を吸って擬態する必要もない。ヴァンパイアがヴァンパイアと成り変わるのは、二次性徴を超えてからだ。肉体に変化が訪れ、太陽は死の毒へと変わっていく。私はそう遠くなく、日の下に出られなくなる。お前達と、一緒にいられなくなるんだ……」

「そ、それは本当なの……!?」

ガタッと椅子を倒す勢いで立ち上がる大樹。
私が正体を明かした時は見せなかった動揺を、この時が初めて見せた。
大樹にとっては私がヴァンパイアであることより、一緒にいられなくなることの方が重要なのだろうか。そうだったら、嬉しいな……。

「あぁ……。私はこれから日を追う毎に外に出るのが難しくなる。どんなに頑張っても、中学卒業までしか保たない。……私はお前達と一緒の高校には行けないんだ……」

「そ、そんな……。僕達はずっと一緒だと思ってたのに……。いつか別々の道を行くことになるとしても、それはまだずっと先だと思ってたのに……」

悲しそうに俯く大樹を見ていると胸を締め付けられる。
私の都合で彼を苦しめていることが許せなかった。私はどうしてヴァンパイアなんてモノに生まれてしまったのだろう。大樹と同じ人間でいられれば、こんなことなかったのに……。

「すまない……」
「シャルが謝る必要なんてない! シャルが一番辛いはずなんだから」

「お前はいつだって優しいな……。好きだよ、そういうところ……。
 だけど、やっぱり謝りたいんだ。私のせいで幼馴染四人が一緒にいられなくなってしまったこと。これまで私の都合で正体を隠してきたこと。本当に申し訳ないと思っている。だからこそ、お前達には全てを明かさないといけないと思った」

「でも、どうして呼び出したのは僕だけだったの?」
「いきなり三人に嫌われたりしたら泣いてしまう」

「ははは……」

「何がおかしい! お前に告白するのだって怖かったんだからな! ……いずれ、小豆や朝人達にも言うつもりだが、最初は頼りになるお前に言っておこうと思ったのだ!」

私は思い切り大樹を睨みつけるが、彼は苦笑いを止めなかった。
全く何がおかしいというのだ。たまに失礼だぞ、大樹。

「シャル、小豆達にはいつ言うつもりだい?」
「……それはまだ決めていない。でも、やっぱり、怖いんだ……」

「まぁ、そうだね。いざとなったら、僕がそれとなく伝えてもいいんだけど……、ちょっと時期を置こうか。いきなりヴァンパイアだって言っても驚くかもしれないし、ちょっとずつ小豆達に悟らせるのも手かもしれないね」

「でも、私はそういう小細工は苦手だぞ」
「……うん、それはよく知ってる。君、直球ど真ん中にしか投げられないタイプだもんね」

そこまで不器用ではないぞ!
と、そこまで強くは否定できない……。
だが、これだけは言っておく。外角低めとかは狙える。あと、たまに手が滑ってデッドボールとか。前に野球で遊んでいた時、朝人に当てた覚えがある。

「とりあえず、まだ時間はあるんだろう? だったら、シャルの正体のことを小豆達に教えるのは置いとこう。今はそんなことより大事なことがある」

「何だ、大事なことって?」

「最後の想い出づくりだよ! シャルが陽だまりの中にいられるのは今年で最後なんだろう? だったら、悔いの残らないように全力で遊ぼうよ。絶対に忘れないくらい思い切り!」

大樹……。
いつも私の背中を押してくれる親友。
彼がいてくれるから、私は前だけを向いて走ることが出来るんだ。

私が陽だまりの中にいられる最後の年を、最高の仲間たちと全力で楽しむ、か……。いいな、それ……。来年の私はもう太陽の下を歩けなくなるけど、それでも忘れられない想い出があれば、きっと寂しくない。それに、一緒に日の下に立てなくなっても、私達の付き合いがなくなる訳ではない。

そうだ、大樹は一生の友達なんだから……。
一生……、一緒……。それは友達として、か……?
えっ? 私は今、何を考えた? 大樹はただの友達で、幼馴染で、それで……。


「……シャル? どうしたの? もしかして、想い出づくりは嫌だったかな?」

「いや、そんなことはない。むしろ、感動してたんだ。私は二度と太陽の下を歩けなくなることを悲観的に考えていた。だけど、お前のおかげで前向きに慣れた。最後の年だからこそ最高にしよう、大樹! 私はお前と一緒に最後の年を楽しみたい!」

「小豆と朝人を忘れてるよ?」
「えっ……? あぁ! ち、違! 今のはナシだ!」

「??? 珍しいね、シャルが慌てるなんて」

「何でもない! はむぅ!」

何故か無性に恥ずかしくなって、スコーンを一口で頬張った。ジャムを付けるのを忘れたので味気なかった。

「はは、男らしい食い方だね」
「んぐっ!? こほこほ! き、嫌いになったか?」

「えっ? シャルはいつだって男っぽいじゃん? それを真似して小豆もすっかりあの調子だし」

「失敬な!? 私は乙女だぞ! 私のどこが男らしいというんだ! 大体お前はいつもいつも……って、電話? 誰だ、こんな時間に!?」

説教の途中で携帯電話に着信が入った。
着信があったのは私の携帯だけではなく、大樹の方の携帯にも誰かから着信が入っていた。同時に携帯が鳴るなんて珍しい。

こんな時に誰だ、と腹立たしく思いながら電話を取った。

『おぅ、シャル? 明日暇か?』
「何だ、朝人か?」
『あん? なんか、偉く不機嫌そうじゃね?』

「そんなことはない!」

電話口から朝人に一喝して、チラッと大樹の方を見てみる。向こうの着信は誰だったのだろうか。

「小豆? どうしたの? 何か問題でも起こった? えっ? 明日? まぁ、暇だよ。っていうか、知っているでしょ?」

小豆か……。
それにしても、大樹は小豆に対して甘過ぎだ。
いつもいつも小豆小豆と、馬鹿の一つ覚えみたいにそればっかりで……。不公平な扱いに対して断固抗議する! 私のことももっと甘やかせ!

『お~い、シャルさん?』
「うるさい! お前の声は大き過ぎる!」

『なぁ~んで、そんなカリカリしてんだ? それより、明日暇だろ? 今度俺達四人で遊びに行くぜ。具体的には、下手に名前を出すと著作権的なアウトな東京じゃないのに東京を名乗っている人型ネズミが跋扈する遊園地に!』

「それのどこが具体的だ?」
『という訳で明日七時に駅前集合だからな。じゃあな』

「相変わらず勝手な……」

朝人は私の都合などお構いなしに一方的に用件だけを言って通話を切ってしまった。別に暇だし、想い出づくりをしようと思っていたからちょうどいいのだが、微妙に釈然としないものがあった。
携帯電話をポケットに仕舞い、まだ小豆と話している大樹の様子を確認する。聞き漏れてくる話から察するに、大樹達の方も同じ話をしているようだった。

それにしても、いつまで話しているんだ……?
まぁ、大樹と小豆は仲がいいからな。あの二人は生まれた時から一緒で、私や朝人よりもずっと付き合いが長い。それに、一緒に過ごす時間も私達と比べて長い。

「はぁ……」

朝人にも指摘されたが、どうも機嫌が悪くなっている気がする。

何故、こんなにムカムカしているのだろうか? 二次性徴を経てヴァンパイア化していることが影響しているのだろうか? 最近、こういう意味不明のムカムカが多いし、やっぱり身体が変化すると心にも何か作用があるのだろう。多分。

……それ以外に、ムカムカする理由も見当がつかないし。だが、ヴァンパイア絡みのこととなると相談相手がいなくなる。大抵のことだったら、大樹か小豆に相談できるんだが(朝人は論外)……。

それにしても、いつまで話しているんだ、あいつ等は……? 今、お前と一緒にいるのは私なのに……。


「いや、だからね……。僕が生理用品とかを買いに行くのはどうかと思うんだ。あと、下着は自分で洗ってよ。っていうか最近、スポーツブラから普通のブラに代えたろう。さすがにアレを僕が洗うのは……って、別に妹の下着で欲情なんてする訳ないだろう! えっ? ちょ、何を怒って……、小豆!? ……切れちゃったよ」


……大樹、お前はどこまで過保護なんだ?
何だか無性に腹が立ってきたので、残っているスコーンをパクパクと全部平らげてしまった。

「全く、小豆に困ったものだね……って、あんなにたくさんあったスコーンがない!? 僕、まだ全然食べてなかったのに……」

「長電話をしていた罰だ!」

「えぇ~……。あっ、そうだ。朝人の発案で明日、四人で遊びに行くことになったよ。……あっ、もしかして、さっき電話は朝人だった?」

「あぁ、明日七時に駅前集合だろ。朝早いから今日はもう帰れ」

伝えるべき話は全て終わっているし、これ以上大樹をウチに引き留める理由はない。それに、明日も早いのだから帰って寝るべきだ。
別に八つ当たり気味に大樹を追い出そうとしている訳ではない。

「……? なんか不機嫌になったけど、朝人に何か言われた?」
「うるさい! お前のせいだ!」

「あぁ、どうしよう……。シャルが小豆みたいに反抗期に入っちゃったよ。家庭崩壊だ……」

大袈裟に悲しんだ振りをする大樹。
別に私は小豆みたいに大樹にワガママを言っていないぞ。反抗期なんて言われる筋合いはない。


「いいからさっさと帰れ! 明日は思い切り遊ぶぞ!」
「うん、そうだね。いい想い出にしよう」


大樹の笑顔を見ていたら、急にムカムカが消えてしまった。
そうしたら、もう少し大樹と一緒にいてもいいかなと思ったが、明日は朝が早いので家に帰らせた。

明日はめいっぱい楽しもう、と大樹はそう言って帰っていった。
遊園地のような屋外施設に行ける時間はもう限られている。私も明日は悔いの残らないように全力で楽しむつもりだった。

夜道に消えていく大樹の背中を見送った私は、彼にあまり食べさせてあげられなかったスコーンをもう一度を焼くことにした。



To be continued...




あとがき

あれっ……?
……主人公、朝人さんの方なんですがね。
大樹の方が目立ってます。というか、アレですね……。
圧倒的に朝人さんが不利な状態ですww

小豆&朝人は、
とことん恋路が大変なコンビです。

「陽だまりで」の大樹の立ち位置は、
「樹の下で」の珠樹的な感じです。
高く分厚い恋の障壁みたいなwww

この二人が座談会とか開くと楽しそうです。
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