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無色の翼、鳥は何処に向かうのか?
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The Nursing Song of the God of Death
2010-04-22-Thu  CATEGORY: 詩 & 短編小説
最近、いろんな方のブログを拝見させていただいて、
こういうのもいいなーと思って書いてみました。

これは詩? それとも、短編小説?
……う~ん、どっちなんでしょうか?
えっと、実はこういうのは初めて書くんですよ。

まぁ、小説内で似たような表現を使う時はあるんですが、
こんな感じで一本書くのは初めてですね。

作品の解釈を、
完全に丸投げしたような感じで
どんな反応があるか非常に不安です。

っていうか、ぶっちゃけ恥ずかしいです。軽く羞恥プレイ?
興味がある方は追記からどうぞ。



The Nursing Song of the God of Death

初めて君のことを知ったのは、とある写真だった。
美しい人物だと思ったが、私の心が揺れるようなことはなかった。
私は自らが成すべきことに徹するだけだった。

私の心が激しく震えたのは、君の心に触れた瞬間だった。

仕組まれた出会いだということは否めない。
結末の知れた運命だということも理解している。

けれど、君の笑顔を見るたびに、私の心は狂おしく叫びを上げる。

私情を捨てることなど慣れていたはずだった。
誰かに心を許すことなど忘れていたはずだった。

それなのに、君の唇が優しく言葉を紡ぐたびに、私は君を想わずにいられなくなる。

瞳を閉じても、君の優しい声が私の心を揺さぶる。
心を閉じても、君の温かい笑顔が私の心を溶かす。

どうして君はそんなに眩しい笑顔を浮かべていられるのか。
君の過去を君以上に知っている私だからこそ、君が笑顔でいられる理由がわからない。
そして、今では君の笑顔が何よりも尊いものだと理解できる。

まるで君は全てを優しく包む太陽のようだ。

そう君に告げたら、君は子供のように無邪気に笑ったね。
自分は太陽なんかじゃない、貴方が私の太陽なのだ、と君は言ってくれた。
どうして私を太陽など思ったのかその理由はわからない。
だけど、その言葉を聞いた時、私の瞳からは一筋の涙が零れていた。

君はそんな私に対して何も言わず抱き締めてくれたね。
誰かの温もりがこんなにも心を癒してくれることを初めて知った。

いや、誰かの温もりでは駄目なんだ。
君の温もりだから、私はこんなにも心安くいられるのだろう。

優しい君は私に同情していのか。

そう聞いたら、君は熱々オムライスが乗ったフライパンで私を叩いたね。
君があんなにも怒ったのは後にも先にもそれだけだったけど、
私は何故か怒られて嬉しいと思った。

不思議だと思う。
君にならいくら怒られても嬉しくなれる。
私を想ってくれた言葉だから、きっと怒っていても心に響くのだろう。

君の言葉はいつも私の心に染み渡る。
些細な言葉一つだって私は忘れたりしない。

煙草を吸う姿が格好いいね、と言われたた時は意味もなく誇らしくなった。
子供みたいな好き嫌いしない、と叱られた時は何となく恥ずかしくなった。
貴方が側にいてくれると嬉しい、と微笑まれた時は胸が高鳴ってしまった。

……きっと私は君との想い出を忘れない。

時は無情に流れ、今まさに結末を迎えようとしていた。
これは逃れようのない残酷な運命であり、避けられない悲劇の終焉だった。
君と出会って幾度も震えた私の心は、もう完全に凍り付いていた。

ベッドで静かに眠る君の寝顔は美しい。
幾度となくこの場所で君の唇を重ね、肌を合わせてきた。
私も君も互いの温もりを貪るように求め合った。

君は何も知らずに眠っている。
いや、もしかしたら全てを知りながら眠っているのかもしれない。

たまに君は全てを知っているような素振りを見せたね。
それは私に対するメッセージだったのだろうか。

答えは永遠に聞けない。

苦悩し続けることが私に対する罰とでも言うのだろうか。
いや、優しい君がそんなことを言うはずもない。
君は何も知らなかった。
そして、これからも何も知らずにいるだろう。

ここは私と君が始まった場所。
そして、私と君が終わる場所になる。

ただ、この無慈悲なトリガーを引くだけで全ては終わる……。





死神の子守唄は、寂しい旋律だけで幕を閉じる。










The END



あとがき

今まで小説には色付けたんですが、今回はなしです。
自分の中ではしっかりとイメージがあるんですが、
私のイメージと、この作品を読んでくれた方のイメージは
多分違うモノになっているんじゃないかと思います。

解釈の仕方によっていろんなイメージになると思うので、
敢えて色なしです。

ここで自分が余計なことを言うと、
いらんイメージが付いてしまうかもしれないので、
後日にでも自分のイメージを語りたいと思います。
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コメント

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No title
コメント水聖 | URL | 2010-04-22-Thu 11:45 [編集]
詩と小説の境目は私も曖昧なのですが、
これは「恋文」のような気がします。
レクイエム、のような感じも

最後に訪れるのは、「静寂」でしょうか・・・

No title
コメント | URL | 2010-04-22-Thu 13:31 [編集]
やばい……
悲しくなってきました……
><。
No title
コメント | URL | 2010-04-22-Thu 21:48 [編集]
すごく心にじーん…と。
悲しい…でも 君と私だから少しは
恋愛要素があるのでしょうか…??とかwww
考えています。はいww

やはり上手なのですよ^P^
いろんなブログ様拝見して 書いてみた。
で…ここまでとは素敵ですよ///
Re: No title
コメント遠野秀一 | URL | 2010-04-22-Thu 21:53 [編集]
水聖さん、いつもコメントありがとうございます。

今回のは自分でも初の試みで、
いろいろと読み方によって無数の解釈が出来るようにしてみました。
水聖さんには、恋文やレクイエムに感じたんですね。
Re: No title
コメント遠野秀一 | URL | 2010-04-22-Thu 21:59 [編集]
春さん、いつもコメントありがとうございます。

今回の話は多分、大多数の人が「悲しい」と感じるんじゃないかと思います。
でも、それも解釈次第では変わるんじゃないかなと思います。

結局、「私」が最後どのような行動をしたか明言していませんし。
希望を持ってみれば、悲しみじゃない終わり方もあるかもしれません。
Re: No title
コメント遠野秀一 | URL | 2010-04-22-Thu 22:05 [編集]
夢さん、いつもコメントありがとうございます。

個人的には恋愛ベースのイメージがありますが、まぁ感じ方は人それぞれで。
「私」も「君」も特に性別は書いてないので、友情でもイケる……かな?
それに、別に男×女とも限りませんしw

あと、上手いとか言われると照れてしまいますwww
No title
コメントリュ~ク | URL | 2010-04-22-Thu 22:40 [編集]
こんばんわ。


なんだか、こういうのもいいですね
ただ文だけ、言葉だけというのが、より一層深みを出してくれてる気がします

いろんな意味でどちらともとれる
人によって、意味が異なる

うん、こういうの好きです☆

自分もこういうの書いてみよう思いましたw
Re: No title
コメント遠野秀一 | URL | 2010-04-22-Thu 22:50 [編集]
リュークさん、コメントありがとうございます。

言葉選びに苦労したんで、そう言ってもらえると嬉しいです。
今回は書こうと思った時に明確なイメージがあったんで、
いろいろ苦労はありましたが、すんなり書けました。

まぁ、逆にイメージがなかったら、悲惨なことになってたかもしれません。
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