作家志望の不定期ブログです。
無色の翼、鳥は何処に向かうのか?
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大きな樹の下で 第五話「一年八組の愉快な仲間達」
2010-04-19-Mon  CATEGORY: 小説:大きな樹の下で
小説更新、三連発♪

恥ずかしいバカップルの話(注:誇張表現)
荒廃した未来の地球で人を食う話(注:誇張表現?)
に続くのは、やっちまったな!的なアホな話です(事実です)。

えぇ、すみません、ちょっと調子乗りました。

う~ん、他にもブログで語りたいネタはたくさんあるんですが、
それを全部やるほどの余裕が……。

とにかく今回はアホな話です(断言)!

おかしい、当初の予定ではこんな話ではなかったのに……。
どうも豆柴を書くと両極端になってしまいます。

・第一話「はじまりのはじまり」
・第二話「大きな樹」
・第三話「ワンコの気持ち」
・第四話「タマヒメ」



大きな樹の下で
第五話「一年八組の愉快な仲間達」


一年八組、ここが高校で一年を過ごす教室だった。
私、柴崎小豆の高校生活はこの教室が中心になるだろう。
しかし、この教室には大樹はいない。兄妹のように一緒に過ごしてきた大好きな幼馴染。いつまでも一緒にいられると思っていた。離れ離れになるなんて考えたことはなかった。

……一緒にいられなくなって、初めて気付いた。

私がどれだけ望んでも、大樹と一緒にいられなくなる可能性なんて幾らでもある。教室のこともそうだが、もっと他の可能性だってたくさんある。考えたくないけど、例えば大樹に彼女が出来たりしたら、一緒にいられなくなる。

もっと頑張らないと駄目だな。
始業式が終わったら、あの子のところに相談に行こう。

「おぉ~、ここが俺達の教室か!!」

いらない幼馴染もとい朝人が無駄に元気よく八組の教室の扉を開けた。アホは気楽でいいな、畜生。


「キシャァァァァァァッ!!!」

「フゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!」


教室の中心でネズミとネコが威嚇しながら睨み合っていた。

バンッ!!

呆然としている阿保に代わって、私が教室の扉を閉めた。
ちょっとした幻覚を見たらしい。もしかしたら、白昼夢かもしれない。どちらも今まで見たことがなかったので断言は出来なかった。というか、出来れば一生見たくなくなかった。

「よし、深呼吸! すーはー、すーはー!」

精神が安定してないから、変な幻覚を見てしまうのだ。まず深呼吸をして、冷静さを取り戻さないといけない。

ガラガラ……。

もう一度、落ち着いて教室の様子を確認してみよう。もう幻覚は見えなくなっているはずだ。


「キシャァァァァァァァァァァァァッ!!!」

「フゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!」


私は落ち着いている。
だから、冷静に状況を把握する。

教室内にはクラスメイトと思われる者達が多数いた。表情は怯え、戸惑いが大半占めていて、危険から逃れるように教室の隅に固まっていた。呆れて我関せずといったツワモノもいるが、それはほんの一部に過ぎなかった。
怯えた級友達と同様に、机や椅子は教室の隅に寄せられていた。もしくは、派手に薙ぎ倒されていた。そのせいで中央には大きなスペースが出来ていた。

うん、ここまでは問題ない。的確に周囲の状況を認識できる。あとは教室の中央の状況を正確に伝えるだけだ。



今、教室中央にいるのは……、

某遊園地のネズミの落書きをされたチビッコ男子と(カチューシャ付き)

ネコの着ぐるみに身を包んだ長身の美少女だった。



疑うな、この野郎!!
私は十二分に落ち着いている!!
冷静に状況を把握して、ありのまま伝えた!!

一体何なんだ、この状況は!?
責任者出て来い!! 説明しやがれ!!

っていうか、返せよ!! 教室入るまでの私のシリアス雰囲気を!!


「てめぇ……、よくも人の顔を某遊園地のネズミみたいにしてくれたな……! しかも、初対面だってのに……!」

「ふっ……、そこに寝顔がある。ならば、誰であろうと落書きするしかないじゃないか!!」


今ので、おおよその状況を理解した。
悪いのは、着ぐるみの残念美少女の方らしい。
というか、あの着ぐるみ娘は普通にしていれば、ファッション誌の表紙を飾れるレベルくらいなのに、本当に残念過ぎる。性格も恰好も。
あと、ネズミ小僧の方も頭のネズミ耳のカチューシャを取れよ……。

「あっははは、面白そうなクラスだな!」
「笑って済ますな!」

このクラス、アホばっかだ!! 早急にクラス替えを所望する!!
……大樹と一緒のクラスがいいし……。

「女だろうと容赦しねぇ! ぶっ飛ばしてやる!」

ネズミ小僧が負けフラグ的な台詞を吐きながら、ネコ着ぐるみ娘に突っ込んでいった。
……女に手を上げるとか最低だな、あのネズミ。死ねばいいのに。


「踏み込みが甘い!!」
「ぐふぉあッ!!?」

……さ、サウスポースタイルからの右スマッシュだとッ!?
おのれは浪速のロッキーかッ!?


スマッシュとは、フックとアッパーの中間から放たれる強打だ。本来は左腕で斜め下から突き上げるパンチだ。
このスリークォーターブローは、元ヘビー級のドノバン・ラドック選手の得意パンチだった。ちなみに、そのドノバン選手は現在、カナダの企業経営者になっている。

あのネコの着ぐるみ……、いいや、姐さん!
見事な一撃でした! 思わず見惚れてしまいましたよ! 相手がいかにネズミの恰好をしたアホとはいえ、一撃で男を倒なんて素敵です! その着ぐるみ、超格好いいです!

「……今の一撃、死んだな」

「いやいやいや! 勝手に殺すなって、小豆! あと、ネズミ小僧に対して厳しくねぇか?」

「死んでない? よし! なら、私がトドメを刺してやる! 女に手を上げる奴なんか死ねばいい!」

「うん、このネズミには天罰が必要ね」

ネコの姐さんが、私に向かって満面の笑みを浮かべていた。
彼女の言いたいことはわかる。あの熱い拳が私に全てを教えてくれた。
あと、肉球が可愛いな。

「「こいつを初期タイプのネズミにしてやろうッ!!」」

それには黒のマッキーが大量に必要だ。
顔だけじゃなくて、全身を真っ黒にしなければいけないからな。
あと、ホント肉球可愛いな、畜生。それをこっちに向けるな。

「あっれ~!? いきなり仲良し!? 小豆、さっきまでこんなアホ達と関わり合いたくないって顔してなかったか!?」

「彼女のスマッシュが私の心をも打ち抜いたんだ……」
「ふっ……、照れるじゃないか、可愛いお嬢ちゃん……」

「俺はさっきまでお前が突っ込み役だと思って安心してたのに!! 何なのさ、この展開は!?」

アホが一人で騒いでいる。全く格好悪いな。
さて、そんなことより黒のマッキーはないかな? おっ、この辺に筆箱が転がっている。拝借させてもらおう。自分のマジック使うのは、もったいないし。

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす……。世の中に変わらないものなんてないのだよ、特徴ナッシングなアホボーイ?」

「おいコラッ!? 誰が……」
「あっはははは! さすが姐さん! 一発で見抜きましたね!」

「姐さん!? いつの間にそんな関係に!? っていうか、お前、それは人様のマジックで……、っていうか女子が気絶している男子の服を剥くな!! あぁ~、突っ込みが間に合わねぇ!!」

「やかましい!!」
「ふぐぉ……、り、理不尽だ……」

鳩尾に一発入れて黙らせる。
今の一撃、なかなかだったな……。

「姐さん、こいつにも落書きしてやりましょうか?」
「えぇ、もちろん♪」

姐さんはとてもいい笑顔で答えてくれた。
肉球ハンドでマッキーを握る姿が最高に格好いい。

「それと、私は姫宮胡桃よ。貴方は?」
「柴崎小豆です!」

肉球と握手♪
いや、違う違う……。
胡桃の姐さんと姉妹の契りを結ぶような固い握手をした。
この瞬間、私達は通じ合うことが出来た。私達がすべきことは一つ。世の中に溢れかえるアホ達の駆逐だ。
我々がやらなければ、一体誰がやるというのだ。
世界からアホを駆逐し、蹂躙し、撃滅させるために私達は戦わなければいけない。誰のためでもない自分自身のために私達は戦う。
どれほど性質の悪いアホが立ちはだかろうと、私達が負けることはない。私達が握る武器はただ一つ、このペンのみ。だがしかし、ペンは剣よりも強い。どれだけのアホも一刀両断だ。

「「よし、やるか!」」



キュ♪

キュ♪ キュ♪

キュ♪ キュ♪ キュ♪

キュ♪ キュ♪ キュ♪ キュ♪

キュ♪ キュ♪ キュ♪ キュ♪ キュ♪

キュ♪ キュ♪ キュ♪ キュ♪ キュ♪ キュ♪

キュ♪ キュ♪ キュ♪ キュ♪ キュ♪ キュ♪ キュ♪

キュ♪ キュ♪ キュ♪ キュ♪ キュ♪ キュ♪ キュ♪ キュ♪

キュ♪ キュ♪ キュ♪ キュ♪ キュ♪ キュ♪ キュ♪

キュ♪ キュ♪ キュ♪ キュ♪ キュ♪ キュ♪

キュ♪ キュ♪ キュ♪ キュ♪ キュ♪

キュ♪ キュ♪ キュ♪ キュ♪

キュ♪ キュ♪ キュ♪

キュ♪ キュ♪

キュ♪



「「よし、完成♪」」
「よし、完成♪ じゃねぇだろう!!!」

ゴンッ!!(×2)

「「あうぅぅ~……」」

い、痛ぁぁ~……、頭がクラクラする……。

一体どこのどいつだッ!?
乙女の頭を全力グーパンチで殴ったのはッ!?

「入学早々、こんな真似をしてくれた問題児は教師生活二十年で初めてだ! しかも、二人もいやがる! 教育のし甲斐があるじゃねぇか、畜生め!!」

振り返ると、ライオンがいた。
いや、錯覚だ。ライオンのたてがみ並に凄い髭を生やした強面のオッサンがいた。本人の台詞が間違っていなければ、教師のはずだ。でも、ヤクザの組長にしか見えない。

生存本能が激しく警鐘を鳴らした。
これには逆らってはいけない、殺されるぞ、と訴えている。


「ぐおぉぉらぁぁぁぁッ!! さっさと机を並べ直して、体育館に行きやがれぇぇぇッ!! 入学式が始まるぞぉぉぉッ!!」


獣の雄叫びが聞こえた瞬間、私達は生存本能に従ってすぐさま行動を起こした。

一体誰がこのアホだらけのクラスをまとめるのかと思っていたが、獣の頂点に立つべきは、やはり百獣の王か。ライオンは強いんだな。あのたてがみは伊達じゃない。

教室に入るまでは結構不安だったが、意外と楽しそうなクラスだ。これから上手くやっていけそうな気がする。

だけど、大樹がいないのは寂しいな……。



To be continued...




あとがき

アホですね。えぇ、アホですよ。その自覚はあります。
一年八組は動物クラスです。一部を除いてアホばかりです。

ウッディー達のクラスは
比較的におとなしくなるんじゃないでしょうか?
まぁ、わかりません。両方アホばかりになるかもしれませんし。

「大きな樹の下で」は、思いつきのノリだけで書いているので、
自分でもよくわかりません。

最初はまさか着ぐるみが出てくるとは思ってなかったですしwww

その着ぐるみですが、
思いついた当初はタマヒメの親友にするつもりでしたが、
名前を考えた時についウッカリと「姫宮」ってwww

豆柴サイドは書くのが、とっても楽しいですwww
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コメント

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No title
コメント | URL | 2010-04-20-Tue 01:08 [編集]
読ませていただきましたww

楽しかったですよ☆
なんか笑いながら読んでいましたww
良かったですーっ

姐さん好きですよ。
こう言う性格好きです♪
そしてたくさんの動物たちにキュ(ン)♪←
Re: No title
コメント遠野秀一 | URL | 2010-04-20-Tue 01:31 [編集]
夢さん、コメントありがとうございます。

本当は豆柴のターンだったはずが、
全部姐さんに持ってかれてしまいましたw
彼女は書いている自分でも予測不能の動きをしますwww

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