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無色の翼、鳥は何処に向かうのか?
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大きな樹の下で AF3「秋空に想いを馳せて(中編)」
2010-11-02-Tue  CATEGORY: Another Future
本編、何それ美味しいの?
はい、すみませんwww
全っっっく、進んでません、そっちは。

HAHAHAHAHAHA♪
笑って誤魔化して許してほしいなー。

・大きな樹の下で
・大きな樹の下で AF3「秋空に想いを馳せて(前編)」



大きな樹の下で -Another Future-
AF3「秋空に想いを馳せて(中編)」


最近、ボーっとして失敗することが多いと宇藤大樹は自覚していた。
集中しようとしても一人の少女の姿が幾度も脳裏を過ぎって、何をしていても気持ちが浮ついてしまうのだ。

この気持ちは恋なのかもしれない。


寝ても覚めても、彼女のこと以外に何も考えられなかった。
思春期真っ盛りだった中学時代に一度だけ恋かもしれない想いを抱いたことがあった。今、彼の胸を焦がす想いはあの時に抱いた淡く曖昧な想いより、強く確かな気持ちだった。

「珠樹、か……」

静かな呟きは、冬の到来が近い秋空に消えていった。
ここ最近は急激に冷え込んでおり、大樹一人は首を引っ込めながら歩いていた。いつも隣にいる小豆の姿はなかった。

昨日小豆の両親が久し振りに出張から戻り、小豆は実家に連行されていった。そのため日課だった小豆の面倒から解放されていたのだ。家が隣同士なので待っていてもよかったのだが、そのお隣さんから悲鳴やら怒声やらが聞こえてきたので巻き込まれる前に逃げ出してきたのだ。

小豆の家系はとてもアグレッシブだ。
いい意味でも悪い意味でも。

そういう訳で大樹は久し振りに一人で登校していた。おかげで本日は非常に静かで、考え事にはうってつけだった。ただ、ぼんやりし過ぎて今日すでに二回ほど電柱に激突していた。

「……あっ、そういえば……」

大樹は赤く色づき始めた並木道の途中で足を止めた。
この街路の先にある交差点は、珠樹達との待ち合わせ場所だった。普段はそこで珠樹と胡桃に合流するのだが、胡桃は先週からピアニスト活動で渡欧していた。

つまり、待ち合わせ場所にいるのは珠樹だけだった。

姫宮胡桃は見た目こそ謎の着ぐるみ少女だが、クラシック界に舞い降りた天才と名高いピアニストなのだ。活躍の舞台は主に海外なので、たまに何日も学校を休むことがあった。

だから、胡桃がいなくなること自体は珍しいことではなかった。しかし、今日は珍しく小豆もいなかった。


「……このまま行くと、二人きり?」


顔に熱が溜まっていくことを自覚し、大樹は思わず片手で顔を覆った。
珠樹とは高校入学から随分と一緒にいたが、実は二人きりになる機会は意外と少なかった。ほとんど小豆や胡桃も一緒にいたし、クラスでも他の友人が一緒にいることが多かった。

自分の気持ちを自覚しても、普通に珠樹に接することが出来たのは友人達の存在が大きかった。

けれど、この道を通り終えれば、二人きりになるしかなかった。


「どうしよう……」


一瞬、小豆が追い付いてくるのを待とうかという選択肢が浮かんだ。
二人きりにならなければ普通にいられる。これまでと同じように珠樹に接することが出来る。何も変わらず日常を過ごせる。

だが、その選択肢はとても嫌だった。

好きな女の子と一緒にいたいという本心から多大なクレームの嵐を送られていた。たとえ普通でいられなくても、好きな子と二人きりになれるチャンスを逃すな、と果敢に訴えていた。

前へ進め。
一秒でも早く彼女の元に辿り着け。

本心からのクレームを応援するように心臓が鼓舞をする。ドキドキと激しい動悸が僕の身体を動かそうとしているようだった。


「珠樹……、僕は……」


気が付けば、大樹は駆け出していた。
ただ一秒でも早く会いたいという気持ちが抑えきれなかったのだ。

一秒でも長く君と一緒の時間を過ごしたい。

大樹はただそれだけを想って走っていた。走らなければ抑えられない気持ちがそうさせていた。いくら気持ちが急いでいたとしても、本当は走る理由などなかった。いくら珠樹でも、いきなり走ってきた大樹を見れば不思議がるだろう。

走ってきた言い訳を考えよう。
上手い言葉を探しながら大樹は全力で走る。

彼女の元まで、あと三分。










To be continued...




あとがき

そういえば、タマのイラストないですね。
まぁ、ないんですww だって、立ち絵すらないからww
一応黒髪ロングなイメージはあるんですが、
……それだけ?

基本、「大きな樹の下で」は短編に近いノリなので、
キャラに絵つけてないんですよ。
だから、ないんです。

……どーすっかなぁ~?

って、どーすっかなーと思っていることは多分やらないwww
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