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無色の翼、鳥は何処に向かうのか?
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大きな樹の下で 第三話「ワンコの気持ち」
2010-04-05-Mon  CATEGORY: 小説:大きな樹の下で
花見の合間にケータイで書きました。
まさか一話まるまる書ききれるとは思わなかったです。
まぁ、一話がWeb用に短くしてるからな……。

あー、あと、FC2小説の方もアップしますんで、
出来ればそっちにコメントがほしいッス。

・第一話「はじまりのはじまり」
・第二話「大きな樹」



大きな樹の下で
第三話「ワンコの気持ち」


あぁぁ~、ムカつく!!
何なんだ、あのウドの大木は!!

未だに怒り冷め止まない私は、ズカズカと大股で新しい教室を目指していた。
機嫌が悪いのは全部、あの鈍感大樹のせいだ。私と一緒のクラスがいいとか言っていたくせに、別々のクラスになってもケロッとしていた。一人で動揺していた自分が馬鹿みたいだ。

はぁ……、アイツって私のこと、女として見てないんだよな……。

完全に妹扱い。最悪、娘扱い。
中学の時は少しだけいい雰囲気になったことがあったけど、今はそんな雰囲気は欠片もないし。今思えば、アレが最後のチャンスだった。

っていうか、枯れているんじゃないかな、あの野郎……。


あぁ~、でも、あぁいう本は今も増えているし。しかも、ジャンルが年上巨乳ばかりってのがムカつく。私とは正反対ではないか。私への当てつけのつもりか?

……私ってアイツのタイプじゃないのかな?
くそっ、最近はこのことで悩みっ放しだった。あぁぁ~、ムカつくな。

「入学早々、機嫌が悪そうだな、豆柴?」
「ふしゃああああああッ!!」
「うぉっ、痛ぇぇぇッ!!」

私がこの世で許せないことが二つある。
一つはチビ扱い。もう一つは犬扱い。誰が豆柴か、殺されたいのか。
この禁忌に触れる者は老若男女問わず全力ハイキックだ。

「相変わらず見事なローキックだな……」
「ハイキックだ、この野郎!」

いきなり背後から声を掛けられて誰かと思ったら、幼馴染の朝人だった。

幼馴染第二号、日向朝人。どこぞのウドの大木と違って、平均的な身長で特徴の乏しいつまらない野郎だ。性格は、阿保だ。
子供の頃は私と大樹と朝人と、もう一人の幼馴染と一緒によく遊んだ。ちなみに、もう一人の幼馴染は事情があって一緒の高校には通えなかった。しかし、今その幼馴染は朝人とラブラブバカップルになっていた。

くそっ、羨ましいな……。
今度会ったら、恥を忍んで幼馴染カップルのなり方を聞いてみよう。


「大樹は残念だったな」
「アンタが別クラスだったらよかったのに……」


朝人とは一緒のクラスだった。小学校からの腐れ縁が延長中。
大樹とか、あの子とは離れ離れになったのに。マジいらんよ、この阿保。

「つれねーこと言うなって言いたいところだけど、まぁ、気持ちはわからなくもねーな」

朝人は同情して、私の頭をポンポンと撫でた。ムカつく。

「あの朴念仁は私と別クラスでも平気そうにしているし。もういろいろ自信が……」

「……苦労してんな」

いっそスッパリと諦められたら苦しむこともないのだろうが、それが出来ないから辛いのだ。

ずっとずっと大樹が好きだった。多分、これからこの気持ちは変わらない。きっと変えられない。

「ま、とりあえず教室行こうぜ。廊下で話すには恥ずかしい話題になってるし、そろそろ遅刻する」
「そうだな……」

「……いつもの覇気がねーな。やっぱり、小豆は大樹がいないと駄目だな」
「うっせ……」

人から言われなくても自分が一番よくわかっている。
私は大樹がいないと全然駄目だ。生活が出来ないとか、そういうレベルではなく、アイツがいないと私は死んでしまう。それくらいに私の存在は大樹に依存していた。大樹のいない世界なんて絶対に考えられなかった。

私はこんなにも大樹が好きなのに、向こうはちっとも気がない。
いや、家族として好かれているのが逆に障害になっている気がする。

……一緒のクラスがよかったのになぁ……。

大きな溜め息一つ吐いて、私は今年一年を過ごす教室に向かった。
これから高校生活が幕を開くのだが、何か新しい展開が起きないかな。あっ、でも、大樹に新しい出会いとかはいらないから。恋のライバルなんてマジいらないから。
もし、大樹に女の影が出たら、運命の神様をぶっ殺してやる。巨乳はアイツに寄るな、絶対に。




To be continued...



あとがき

豆柴もとい小豆の恥ずかしい気持ちがせきららに……。
っていうか、書いてて結構恥ずかしいですが……。

でも、こんなの序の口。これから糖度が更に上がるはず?

あっ、それと、他人の希望って踏み躙るものですよね?
ライバルが出ないでほしい? あははは、出るに決まってるじゃないですかw
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コメント

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No title
コメント少柴 | URL | 2010-04-05-Mon 15:28 [編集]
ハイホーハイホー、仕事の虫~♪
さっそくリンク貼らせてもらいましたよ~
小説は……もうちょい時間のあるときにゆっくりコメントさせていただきます。
……週休2日とかにならねーかなぁ。
Re: No title
コメント遠野 | URL | 2010-04-05-Mon 20:58 [編集]
ハイホ~、久し振り~!
同期では初コメ! ひゃっは~!
この間の花見の時にも、黒耀石君しかコメがないって話題になって、寂しいなーと感じてた今日この頃ですよ。
忙しそうですが、体には気を付けて。
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