作家志望の不定期ブログです。
無色の翼、鳥は何処に向かうのか?
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鬼は朧夜に散り、死装束は朱に染まり(参)
2016-10-28-Fri  CATEGORY: 小説:鬼は朧夜に散り、死装束は朱に染まり
鬼は朧夜に散り、死装束は朱に染まり



それは死体なき殺人現場だった。
否、正確には殺人という言葉は適当ではない。
殺人とは、読んで字の如く人を殺したという行為を指す。ならば、殺された者が人間でないのなら、殺人という言葉は不相応な言葉だった。かといって殺された者を示す言葉で表現しようとすると、日本語として若干おかしくなるので、ひとまず殺害現場というのが無難な表現だろう。

だが、前述したように、その殺害現場には死体はない。
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鬼は朧夜に散り、死装束は朱に染まり(弐)
2014-12-21-Sun  CATEGORY: 小説:鬼は朧夜に散り、死装束は朱に染まり
劇中は秋設定です。
明言自体はしてないですが、
秋を示す単語がチラホラ出てます。

某、魚とか。



鬼は朧夜に散り、死装束は朱に染まり

  弐


「せりゃあああッ!!」
上坂吐夢の朝は大抵、妹のダイビング・ボディ・ブレスから始まる。

何故、大抵かというと、派生としてダイビング・エルボー・ドロップだったり、ダイビング・ニー・ドロップだったりするからだ。
もちろん妹君も手加減をしているし、彼女自身も小柄で軽いので、これまで怪我を負うようなことはなかったが、熟睡しているところにプロレス技を仕掛けられるのは決して気分のいいものではなかった。

そんな目覚め方が嫌ならば、普通に目覚まし時計で起きればいいと思うだろうが、そうは問屋が卸さない。というか義妹様が許さない。目覚まし時計を購入しても、次の日には壊されてしまうのだ。携帯電話のアラームは設定しても夜中のうちに解除される(何度もやっていたら携帯電話そのものを一度壊された)。仕舞いには、私なんかお兄ちゃんに必要ないのね~と泣き喚く始末だった。
結果として、吐夢は毎朝、妹のプロレス技で起きなければいけなかった。

だが、血の繋がっていない可愛い義妹に起こしてもらえるのだから、ダイビング・ボディ・プレスくらいは目を瞑るべきである。
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鬼は朧夜に散り、死装束は朱に染まり(壱)
2014-11-23-Sun  CATEGORY: 小説:鬼は朧夜に散り、死装束は朱に染まり
前回は序章だったので、
ここから本編開始です。

本編からは長くなるので、続きは追記からご覧ください。



鬼は朧夜に散り、死装束は朱に染まり


  壱



『次の世こそ……。
 共に生きられる世を……』

阿井輝和平(あいてるかずひら)の夢は、いつもそこで終わる。
だが、誰かが泣いていた印象以外は何も覚えていない。
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鬼は朧夜に散り、死装束は朱に染まり (序)
2014-11-22-Sat  CATEGORY: 小説:鬼は朧夜に散り、死装束は朱に染まり
とてつもなく久し振りに小説更新でございます。
どうも構築関係の仕事に移って以来、まともに更新する余力さえ
尽き果てる状態が続いていました。

作品タイトルは「鬼は朧夜に散り、死装束は朱に染まり」です。
実は「うらめしや本舗」「狐虎恋」とほんの少しだけ
繋がっていたりしますが、作品としては独立しています。



鬼は朧夜に散り、死装束は朱に染まり


  



「殺すよ……。君が私の幼馴染でも……、君が私の大好きな人でも……」

それは最低の告白だった。
もう私の言葉など届かないと知っている。
だけど、それでも私は君が好きだと伝えたかった。

この手で君を殺してしまう前に、君のことが本当に大好きだったと言いたかった。今更伝えても遅いということはわかっている。だが、それでも君に告白したかった。

ずっとずっと君が大好きだった。
ただ、泣き虫だった君の手を引っ張っていられるだけでよかった。
私はそれだけで幸せだったのに、もう二度とあの日々には戻れなかった。

戻りたい。
あの幸せな日々に戻りたい。
幸せを当たり前のように享受できた日々に戻りたい。

どうして私は鬼祓いに生まれ、君は鬼として生まれてしまったのだろう。互いに殺し合う関係として生まれてしまったのだろう。

私は鬼祓いとしての使命を教えられ、君を殺すためだけに育てられた。
君は鬼を宿すことを教えられず、私が君の監視役と知らずに育ってきた。
この運命は私達が生まれた時から決まっていた。
だから、最初から好きになってはいけなかった。
私は君を好きでいてはいけなかった。

それなのに、私は君を嫌いになることは出来なかった。
この気持ちを止めることが出来なった。

私は愚かだ。そして、無力だ。
どれだけ鬼を殺す力を持っていようと、自分の運命を殺すことは出来ない。
結局、私は鬼祓いとしての自分の運命に逆らえない。

鬼として覚醒してしまった君を放置すれば、多くの人が死ぬことになるだろう。それだけは私の鬼祓いとしての矜持が許さない。

私は鬼祓いとして、人々を守るために君を殺さなければいけない。
だけど、本当に私が守りたいのは……。

「……どうした、鬼祓い? 俺を殺すんじゃなかったのか?」
「君はもう本当に鬼になってしまったんだね……」

「そうだ。あの少年は俺を封じる器として生まれ、それ以外の役割は与えられていなかった。封印が破られた今、我が器だった少年の魂はこの世にもあの世にも存在しない。
我が名はアテルイ。蝦夷の覇王にして、百鬼夜行の首魁。この地の鬼を束ねる王として、汝に問う。……俺を、全ての鬼を駆逐する、それが鬼祓い達の選択か?」

百鬼夜行の首魁アテルイ。
我が先祖が封じた悪鬼羅刹の王。
遥か昔、我が先祖は命懸けでこの忌まわしき悪鬼と戦ったが、想像を絶する強さを持つアテルイを倒すことは叶わず、千年の時を封印することが精一杯だった。

我ら子孫の使命は、いずれ復活する百鬼夜行の首魁を討つための力を蓄えること。
アテルイを殺す方法はただ一つ。黄金の霊刀、破邪王切(はじゃおうきり)でアテルイの首を刎ねるしかない。だが、この霊刀を扱うためには特別な資質があり、これまで霊刀を扱える者は現れなかった。我が一族はこの破邪王切を代々受け継ぎ、この霊刀を使える者が生まれるのを待ち続けた。
そして、千年の歳月を経てようやく生まれた破邪王切の適格者が私だった。

破邪王切は何故、よりにもよって私を選んだのだろうか。誰よりもアテルイを殺したくないと思っている私を……。

まさか、それが破邪王切の意志なのだろうか。
殺すために生まれた霊刀も、本当は私と同じで殺したくないと願っているのか。
だとしても、私は鬼祓いとしての生き方を変えられない。

「私達は共に生きていてはならないッ!!」
「そうか、それがお前達の答えか……」

ごめん……。
ごめんね……。

私は誰よりも君が好きだったよ……。
君を殺したら、私も死ぬからね……。
もし、来世があるのなら、その時こそ君と……。




あとがき

久々の更新で操作が???って感じになっています。
一応、SEなんですけどねwww でも、私、基本パソコンきらい。
セキュリティとか必要最低限のもの入れたら、基本デフォルトで使う人です。
デスクトップとかかなり少ない方です。
そういえば、異常にデスクトップに色々ある人いますが、
あれは全部ちゃんと使えているんですかね?
私は今ある分も全部使えてないです。

あとがき、小説と全然関係ねーですね。
じゃあ、今日はこの辺で。
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